慰安婦問題は金銭は手に入れたうえで元の状態へby韓国憲法裁

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00050175-yom-int

韓国憲法裁、元慰安婦らの「日韓合意は違憲」訴え却下…「条約ではない」と判断
12/27(金) 15:20配信読売新聞オンライン
 【ソウル=岡部雄二郎】慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意が韓国憲法に反するかどうかが争われた訴訟で、韓国の憲法裁判所は27日、違憲と認めるよう求めた元慰安婦らの請求を却下した。憲法裁は日韓合意が法的拘束力を伴わない「政治的合意」にすぎず、憲法裁の審理対象に当たらないと結論付けた。日韓合意の内容が合憲か違憲かの判断は示さなかった。

 憲法裁は、日韓合意は国家間の「公式の約束」だとしたが、法的拘束力を持つ「条約」ではないとし、「被害者(元慰安婦)らの賠償請求権など基本権を侵害する可能性があるとは見なしがたい」とした。

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 今回の判断で韓国が譲歩した、日韓関係に改善の兆しが見えるなどと述べる人もいるようだが、上記の記事を見る限りではとてもそのような内容だとは思われない。

 上記の記事のとおりだとすると、韓国の裁判所は、日韓の慰安婦合意について、法的な拘束力がないものにすぎないと判断したのであって、今後、韓国の自称慰安婦(そして韓国政府)は好きなように請求ができるとみなしたということになる。お金はポケットに入れておいて反対側の約束は無視していいとなるのだから、ずいぶんと虫の良い考えに見える。

 韓国政府と合意をしようとするとこのように痛い目を見ることを日本政府・日本国民はよく覚えておかないといけないだろう。慰安婦合意とその後の一連の経過については、せめて諸外国へ的確なアピールをしないと本当に無意味な合意をしたことになってしまう。