2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
13歳と14歳の少年の取り扱いの違いについて説明をいれていたりして正確な知識で書こうとしていた と思いますが、先日ぱっと見でミスがありました。 警察側の心理描写としてこんな傷害では検察は100%不起訴処分だ、というものがありましたが 少年事件は全件…
破産管財人の権限、破産手続開始の決定が各種契約に与える影響、財団債権・破産債権、 破産債権の調査・確定手続などについては、破産者側にとって大事そうなものについて多少見た上で、 全体はおまけ的に後で扱うことにしたいと思います。 1 賃貸借契約 賃…
中国の高速鉄道で車両が追突して多くの人が亡くなった事故の惨状には心を痛める。 さて、今回の事故は、情報統制の厳しさに定評のある中国の国内でもかなり批判的な報道がなされているらしい。 これについてどこかしらのメディアが、中国メディアが頑張るよ…
<破産財団について> 原則として、破産者の、国内外を問わず、開始決定時の一切の財産が 破産財団を構成することとなり、破産手続の費用や破産債権者への配当の原資となります。(34条1、2項) もっとも、いわゆる自由財産と呼ばれる、破産者の生活を保持し…
□ 破産者が締結していた各種契約に対する一定の影響(後述) □ 破産債権者(破産者に債権を有している人)の債権につき変容が生じる 現在化、金銭化を経て額確定がされます(破産債権の等質化) 一定の権利(別除権、相殺権など)を除き、強制執行などにより…
近頃、朝日新聞で、少年犯罪を題材にした連載小説がやっているのに気付きました。 どうも傷害の疑いで、少年2人(いずれも14歳)が逮捕され、少年2人(いずれも13歳)が児童相談所の一時保護になったという段階です。 話の全体として、傷害致死と疑わ…
破産手続開始の決定が出されると債務者(破産者)には次のような効力が生じます □ 呼称が債務者から破産者になる □ 決定時、破産者に属する一切の財産(自由財産除く)の管理処分権が、破産管財人に移転する(34条1項、3項) □ 破産者らに破産管財人らへの説…
第1 債務者の死亡と破産 権利義務帰属主体である自然人がいなくなった場合に、相続財産も破産することはできます(破産法222条以下) 。 この場合には相続特有の法的状態の変化について配慮された各規定による規律を受けつつ通常の破産手続同様の過程を経る…