2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

着手に手間取る場合

自分の失敗が既にそこに存在するケースで 修正が難しく糊塗しえない場合には 失敗をみながら作業を続けていかなければ、できれば言い訳したいがしようもないなどと思ってしまい 着手に向けた気力を奮い起こすのに時間がかかる。 しかしながら、放置しても、…

おまけ2・破産債権等

債権の優先順位 財団債権(この中にも優劣があります)>優先的破産債権(この中での優先順位は民法、商法などの実体法により決まります98条)>一般の破産債権>劣後的破産債権 ※財団債権、別除権、取戻権は破産手続外で行使できるものとして一グループです…

おまけ1・破産管財人の権限と義務

破産管財人の職務とその内容 □ 破産財団の占有、管理(79条) 印鑑、通帳、有価証券類、手持ち現金その他の高価品、不動産の鍵、契約書帳簿類などの引き渡しと保管。 □ 破産原因と破産財団の調査(153条以下) 財産状況報告書(破産に至った事情、破産者や破…

おまけ1・破産管財人の権限と義務

前置き 破産管財人は破産手続開始と同時に裁判所によって選任されます(破産法31条1項柱書、74条1項)。 複数選任されても単独で職務遂行可能。ただ現実には破産管財人の代理人を選任して職務を担わせるのが通例です。 破産管財人に資格要件は法律上ありませ…

免責手続及び非免責債権などについて

免責は、これまでの借金の支払(破産債権に対する責任)を免れ、かつその他破産に伴う負担を免れる(復権。破産法255条)もので、破産手続を行う主眼ともいうべきところかと思います。 各号に記載された免責不許可事由がない限りは免責され、もし、免責不許…

政治の責任

新聞によれば、 原発の汚染瓦礫について福島県を最終処分場にすべきではないと、 原発担当大臣が発言したそうだ。 瓦礫を移転させればその場所が放射性物質に汚染されて周囲は使えなくなる。 また、移転させたからといって、福島第一原発を抱える地域はかな…

債権者集会、破産手続の終了

管財事件では、破産者は、債権者集会に一度以上出席することになります(免責不許可事由の中には、手続における裁判所の調査に対する説明を拒否し、虚偽の説明をすることが入っており(破産法252条1項8号)、債権者集会の理由なき欠席はこれに該当すると解さ…