朝日新聞の裁判員特集・続き

今回は量刑についての記事。
日本の裁判員裁判では、ルールを明確にするべきというのが上記記事だが、いろいろ説明しても、例えば、人1人に右腕骨折の怪我をどのくらいの刑によって償わせるべきか、ということを定めることができるのだろうか、船頭多くして船進まずというおそれもなきにもあらずかと思う。
他方、記事には載っていなかったが、アメリカだと量刑は難しいので、量刑表を用いての判断は、裁判官のみに委ねられているそうだ。それでも、画一性を重視するあまり、事案の個別性に即さない刑になりがちだという批判があって、頻繁な改訂を求められるらしい。

アメリカ型でも、もちろんヨーロッパ型でもない日本独特の国民参加制度は、いったいどうなることだろう。不安がないといえばうそになると思う。。とはいえ、もうあと2年で始まる制度、いろいろな点を踏まえた上で、前向きに捉えていきたいと思う。