朝日新聞の裁判員特集

ここのところ、朝日新聞が毎週日曜に連載で裁判員裁判の特集をやっている。
今日の記事で、少し気になったところをあげてみる。

「重要なのは『イメージ』だ。被告人は、運動着にサンダル履きといった服装で、手錠に腰縄をつけられて出廷することが多い。(中略)そうした光景を裁判員が見たら『犯人にしか見えない』といったイメージが刷り込まれ、『推定無罪』の原則が実質的に骨抜きになりかねない。」
 これって、要するに、裁判員みたいな一般人は、イメージ先行で物事を判断するって観念を前提にしているわけで。被告人が格好のいい人、人相のいい人は無罪で、ちょっと目つきの悪い人とかは重罪にしようと考えるってことになるのかな?

「『聞いて見てわかる法廷』の実現だ」
 なるほど。そうすると、今までの裁判は無駄なことばかりやっていたわけだ。裁判はとっても簡単なのに、職業人たちが独占するために殊更難しくしていたのかな?まあ、それはそうと、アメリカの陪審員ではDNA鑑定をしたら、既に200件以上も冤罪が判明したらしいですね。