コロナ感染対策は今後の見通しを適切に現状に織り込んでほしい

 コロナ感染に関しては、そのときどきの対策が強調されて報道されるため、何か具体的な行動がなされるたびに、唐突だの、急転換だのと言われてしまうように思う。

 地域的拡大、時間的な経過による増加、あるいはその逆のケース。様々な問題について様々な可能性がある中で、それなりにありえる先のこと、例えば、3週間先、6週間先、9週間先の状況なんかを織り込んで物事を進めてもらいたいと思う。

 ワクチンの開発が進んでいるので、ワクチンの有用性安全性が終わった中長期的にはある程度の感染防止策が打てる見通しがあるわけで、その間をどうつなぐのか、といった視点がどれだけ示せているのか。もうすぐ何とかなるならここは思い切って制限をかけるという発想になるのか、別の要素でそうできないのからオブラートに包むのか。

 未曽有の大災害であることは分かるが、どちらにも転びうる先々のことを見据えて今の対策を示してもらいたいと、ぼんやりと考えた。