オウム真理教教祖ら死刑執行

金曜日にオウム真理教の教祖ら7名の死刑が執行された。
死刑の執行については、国内や外国の団体が批判声明を出してもいるようだ。
死刑制度の是非については争いもあるわけだが、
ここであえて肯定論を書くと次のようなことがあるように思う。

・死刑執行に犯罪抑止効果があるかは未だ明確ではないが
 少なくとも当該人物による再犯は防止できるのは間違いない。
 ましてやその相手が、いつ奪還を図られるか分からない
 宗教団体のトップであるとすれば。

・二つ目として善良な一般市民たちにおける
 法確証の機会を与えることになる。
 大変悪いことをした場合に極刑で報いられることは
 社会が正常に機能しているとの心情をもたらす面がある。


ところで、今年の6月4日に「オウム事件真相究明の会」なる団体が立ち上げられていたらしい。
今更、真相究明をうたう人が怪しげなのは論を俟たないが、当時から活動していた
ジャーナリストの江川紹子氏も批判的らしい。

オウム事件死刑執行、その正当性と今後の課題を考える
江川紹子 | ジャーナリスト
7/8(日) 10:53
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180708-00088579/

記事の中でも、様々な法廷での様子から被告人の精神状態は分かると指摘がなさている。
また、他にも何か指摘がないかと見ていると、

「やや日刊カルト新聞」
2018年6月8日金曜日
デマに“偽装” 「オウム事件真相究明の会」の真相を究明する
http://dailycult.blogspot.com/2018/06/blog-post_8.html

 というところが、この「オウム事件真相究明の会」の会見の質の低さと、
それと、一部がオウム真理教残党(教祖3女)らとつながっている可能性を
示唆しているように読めた。
 いまだに言論界に、一定の根を張っているのだとしたらオウム真理教
おそるべしと感じる。
 今後、何らかの参考になるかもしれないと思い、「オウム事件真相究明の会」の
呼びかけ人と賛同人の名前をコピーしておく。
 
■呼びかけ人
青木理(ジャーナリスト)
雨宮処凛(作家)
大谷昭宏(ジャーナリスト)
香山リカ精神科医、評論家)
佐高信(評論家)
鈴木邦男(「一水会」元顧問)
想田和弘(映画監督)
田原総一朗(ジャーナリスト)
原田正治(犯罪被害者ご遺族)
藤井誠二(ノンフィクションライター)
二木啓孝(ジャーナリスト)
宮台真司社会学者、首都大学東京教授)
森達也(作家・映画監督・明治大学特任教授)
山中幸男(救援連絡センター事務局長)

■賛同人
岩井俊二(映画監督)
大島新(映画監督)
緒方貴臣(映画監督)
海渡雄一(弁護士)
川口有美子(社会実業家)
小林節憲法学者、弁護士)
小室等(ミュージシャン)
今野敏(作家)
坂上香(映画監督)
佐藤優(作家)
篠田博之(ジャーナリスト、月刊『創』編集長)
ジョー横溝(ライター、ラジオDJ
高橋裕樹(弁護士)
ダースレイダー(ラッパー)
津田大介(ジャーナリスト)
田口真義(LJCC事務局、元裁判員
中川亮(弁護士)
中村文則(作家)
平岡秀夫(弁護士・元法務大臣
堀潤(ジャーナリスト、キャスター)
山口二郎政治学者、法政大学法学部教授、北海道大学名誉教授)
吉岡忍(ノンフィクション作家)
綿井健陽(ジャーナリスト・映画監督)