専門的技術?

知識が多い点で専門的な人が上回るのは分かる。
とはいえ、これはある意味で、量的な話なので、
努力家的な非専門家が頑張れば上回ることもありえる。
では、そういったものと違う質的な違いが、
某職にあるのだろうか。

これを考えてみると、1つには、要件・効果という発想だし、
また、現状の教育体制(OJT的なもの)からすれば、
1つには事実の捉え方の訓練なのだろうな、と思う。
後者の方は、単純には、争いのない事実を先に固定して、
その後に言い分を対照して、どちらの話が筋が通るかとみる。
また、場合によっては、前半はAが信用できて、
後半はBが信用できるということもある。
これが通常の人であると、
争いのあるところとないところが渾然としていてとらえきれない、
争いのあるところでもすでに一方の主張を前提にして残りの部分を判断している
といったことがあるように思う。

このような思考方式は、説明されれば分かるのかもしれないが、
実際に扱うにはある程度の期間、材料を使った訓練が必要だと思う。
その意味で、ある程度質的に異なるといえる部分になるのだろう。
とはいえ、この技術が、正当なものなのかが現在問われているわけで、
その土台部分に疑問が投げかけられると、とまどうところがないでもない
というのが感覚なのだろうとふと思ったりする。