少年法改正

~自己の罪を直視できないがために、そして、あまりにナーバスな被害者であるがゆえに。


>刑事責任を問われない14歳未満の「触法少年」が起こした事件について、
>警察に強制調査権を与えたうえ、おおむね12歳以上であれば少年院送致も可能にする
>改正少年法・少年院法が25日、参院本会>議で可決、成立した。


>「おおむね」は「前後1年以内」とされ、今後は小学5年生でも少年院に送致される
>可能性が出てきたため、法務省は小学生を想定した少年院の矯正教育プログラムを導入する
>方針を固めた。

真実を明らかにするための強制捜査権の当否は問わない。
しかし、12歳にも満たない「子ども」について、その責任を当人に負わせるというのは本当に良いのだろうか。
少年にありえる多くの問題は、親の問題であったり、環境の問題であったり、教育の問題であったりする。それらを全て捨象して、その当人である「子ども」にその罪責を負わせるのが、成熟した社会なのか、疑問を抱かずにはいられない。

PS:副題の、「あまりにナーバスな被害者」というのは、被害者において、被害者であるという強い自覚がその被害を増幅させることがあるという現実を単に示すだけであって、他意はない。