それなりの人物からの、おそらくは合理性や論理性を伴った批判を
それが自分の立場・価値観から受け入れられないとして自分の目につくところでの発表を拒否する。
そういったことは日常においてあることだとは思いますが、
普段他者に説明責任を求めたり、批判を受け入れるように求めてきた
公益の一翼を担うと自負している人だった場合にはどうでしょうか。
というわけで、朝日新聞で連載をしている
池上氏が。朝日新聞が慰安婦問題で誤報を認めた件について
謝罪まですべきだという記事を書いたところ、掲載を拒否されて連載を止めた
という記事が出ていました。
その後、朝日新聞は前言を撤回して池上氏の記事を掲載することにしたようですが
自分に都合の悪い話は聞けない、批判に耐えられない新聞であった(そうなりかけた)
ということにずいぶんと驚かされました。
今回の騒動で、朝日新聞の権威というか影響力は確実に低下するだろうと思いました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-00050185-yom-soci
朝日、池上彰氏コラム一転掲載へ…「判断誤り」
読売新聞 9月3日(水)22時21分配信
ジャーナリストの池上彰さん(64)が、朝日新聞に連載中のコラムで慰安婦報道を巡る朝日の検証記事を取り上げようとしたところ掲載を拒否された問題で、朝日が一転して4日朝刊でのコラムの掲載を決めたことが、3日わかった。