大阪放火事件

復職支援の集会行っていたメンタルクリニックで放火があり、20名以上の方が命を落とすという痛ましい事件があった。
事件の詳細はさておき、このような犯人が精神疾患が疑われる者である事件での刑事的民事的取扱いの概要は次の通り。

犯人の刑事責任能力に疑問がある場合には、刑罰が科されないかは責任能力の状態次第だが、いずれにせよ医療観察法により多分一生入院治療になるだろう。
他方、犯人に民事責任能力がない場合には、犯人に資産があっても賠償責任は負わず、被害者には犯罪被害者給付金制度による一定の給付がなされる可能性があるだろう。