反原発と選挙

事故のさい、国土に重大な影響を及ぼす原発

この危険性を認識した人々が原発廃止を求めるのは自然の流れかと思う

しかしそのなかでも違和感は拭えない
それはエネルギー供給源を急速に限定する場合に起きる状況への心構えがあるのかどうかということ

私の子供の頃は肉や魚は贅沢品の部類で、例えば、秋にはイナゴの佃煮をひとつのおかずとして食べていた。

原発を急速に廃止するとした場合に上記の生活水準程度なのか、それよりも劣るようになるのか、
あるいはまったく支障が生じないのか、反原発派の人からは、
現実的な内容として、具体的なイメージを聞いたことがない。

そんな次第で急速な原発廃止の意見にはにわかに首肯しがたいままにきている。

そもそも廃止といっても運転停止ではまだ現場にあるわけで、
原発を撤去し、具体的な処理施設において管理されたときにこそ一段落がつくわけだけどその期間も判然としないように思う。