子ども手当と養子縁組

 子ども手当については様々な疑問点・問題点が指摘されていましたが、
それが現実のものとなってきたようです。以下、毎日新聞の記事の抜粋です。
 
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子ども手当>韓国人男性が554人分申請 孤児と養子縁組
 妻の母国・タイにある修道院と孤児院の子どもと養子縁組をしていると説明し、タイ政府が発行したという証明書を持参した。証明書は十数ページに及び、子どもの名前や出生地、生年月日などが1人につき1行ずつ書かれていた。担当者が「養子はどの子ですか」と聞くと「全員です」と答え、男女で計554人と説明したという。
 男性には実子が1人いる。子ども手当は月額1人につき1万3000円(10年度)で、計555人分が認められれば、年間8658万円の手当が支給される。
 手当の支給要件は(1)親など養育者が日本国内に居住している(2)子どもを保護・監督し、生活費などを賄っている--の2点だけ。
 男性は、子どもへの送金証明や面会を裏付けるパスポートのコピーなど外国人に求められる書類をそろえており、事前に調べてきた様子がうかがえた。市の担当者は「可能ならもらおうという意欲を感じた」と話している。
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 この記事を読んで、いっそのこと、もっと大胆な社会運動にしてしまえば、
おもしろいのにと思ってしまいました。そこで変なものを考えてみました。
 
◆運動名称
konisafe(コニセフ)運動 (*何かの団体名に似ていますが気のせいです)
 子ども手当制度を利用して
 世界中の恵まれない子どものうち1億人をすくおう
 ~世界に日本の友愛を~
 
 貧しい地域の子どもを救える上に、
 少額ではあるが小遣いまで手に入る
 一石二鳥の運動です。
 
◆みなさまの活動方法・利点
 コニセフ事務局に必要事項を記載した書面を提出して、
 2~5人の恵まれない地域の子どもと養子縁組し、
 年に2回海外旅行をするだけ。
 
 日本に在住する成人(日本人・外国人問わず)3000万人が
 平均約3.3口申し出いただけるだけで、1億人の世界中の恵まれない子どもが
 飢えに苦しまないで済む生活をして学校に行くことができます。
 
 それだけでなく、申出人にとっても、
 申出1口あたり年間10~20万円超が
 お手元に届くことになります(当事務局推計、子ども手当が満額支払われる場合)
 
◆コニセフ事務局の活動内容(概要)
1:3~5万円程度の日本円で1年間生活できる地域のお子様をピックアップします。
2:みなさまの申し出により、
 子ども手当の振込先を当事務局管理の口座に指定します
 申込口数に応じて(最低2口、最大5口)、申出人と1の子どもとの養子縁組を行います
3:申出人には、年4回、養子縁組をした子どものいる地域への海外旅行の案内をしますので、
 最低2回は旅行に参加し、養子縁組をした子どもにあってもらいます。
 *提携航空会社であるNAL(*有名な航空会社の略称に似ていますが気のせいです)が、
  格安でその地域までの航空便を運航します。
  発着空港は、滑走路を伸ばすために知事が辞職した某空港、定期便の存在しない飛行場などに
  限定されますが、ご了承ください。
4:子どもとの手紙のやり取りの代行も行います(別に手数料が発生します。)
5:2,3の条件を満たした場合に、申し出から1年経過するごとに、
 子ども手当の総額ー(事務局基本手数料+養子の生活費+航空料金+その他追加手数料)の金額を
 申出人指定の口座にお振り込みいたします。
 
◆注意事項
 事務局では、万が一、子ども手当が廃止された際には、手数料を頂いた上で、養子縁組の解消手続を請け負いますが、これは確実な縁組の解消を保証するものではなく、場合によっては養育費を請求されるおそれがあります。ご了承ください。
 
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などとあほなことを考えましたが、
もし本当にこんな団体が結成されたら(果たして事務局がペイするようなものになるかは分かりませんが)、
あっという間に子ども手当制度は消滅するでしょうね、きっと。