尖閣諸島国有化は日本政府の失策か?

既に書いたように、日本政府による尖閣諸島の国有化は
本来は発生させなくて良いトラブル、紛争を生じさせたと思っている。
その意味で国有化は失策と評価されてしょうがないと思う。


しかしながら、もし、日本政府が、こういった事態を予測した上で
あえて行ったのだとしたら、危険な博打ではあるが、まったく出鱈目なものとは言えないかもしれない。

国有化に伴って生じた出来事はいろいろある。
尖閣諸島問題のクローズアップ(竹島北方領土、日朝会談の矮小化)
)
・日米協力関係の確認(オスプレイ問題により日本を訪問しない予定だったアメリカ高官が訪中前に日本に立ち寄って日米安保を確認した)
・日米関係の重要性アピール
・政治的空白を避ける機運(政権維持に有利)

日中関係の悪化(ただし、20年~30年後に交戦するより戦力は有利と思われる。経済制裁は双方打撃

良い面悪い面ありそうだが懸案の解決に資するところがあるようにも思えた。