何か話してください

タイトルのように言われるとき、どうしても口ごもってしまう。
それは何故なのかと考えていて、ふと思い至った。
それは、「イマ」を話さなければいけないという、
薄ぼんやりとした、強迫観念のようなものに捉われていたからかもしれない。
イマの生活について特段の変化があるわけでもなく、
日々の活動を話すには、そうそうたいした成果があがるわけでもない。

しかし、その視点をもう少し広げて、時間軸を遠望して見れば良かったのかな、と思う。
「カコ」と「ミライ」とは、それぞれさまざまな意味があるわけで、
もちろん、自分にとってはそうそうろくな価値があるわけでもなくて、
ほっぽってあるカコやミライもあるわけだが、たまには取り出して、
なんとなくでいいから眺めてもらえば良いのかもしれない。

まあ、人生は、短いようで、長いわけだし。