>https://news.yahoo.co.jp/articles/38c4615d99af301880b97486def51639b47ba845
>専門家が「専門外」についても語る社会は健全か 「数値を出さなきゃ意味がない」が逃す利得 6/11(火) 11:02配信
>コロナ禍を経てより多くの人々が、社会で流布される主張に数値や根拠(エビデンス)があるのか、関心を払うようになっている。こうしたエビデンス重視の傾向が強まると、数値やエビデンスがなければ説得力を欠く主張だと切り捨てられるようになり、また特定の分野で専門家とされる人であっても、非専門分野のことには言及できないようになっていく。
>しかし、エビデンスのない主張、あるいは非専門家の意見はまったく価値がないのだろうか。本記事では、『Z世代化する社会』を上梓した経営学者の舟津昌平氏が、「非」専門分野に対して専門家が言及する意義を、専門「知」という概念を交えて解説する。
専門家による非専門分野の意見というのは、知的労働に従事しそのことを表現した経験があるというくらいの差異であって、素人の床屋談義と本来ほとんど変わらないはずなのに、さももっともらしく思えるという点で問題があると思われる。
『東日流外三郡誌』という偽書の関係では、非専門家が、その信憑性を信じ込んで変えられないという様子があったそうだ。これに触れている『江戸しぐさの正体』という本では、専門家が非専門分野でころっと騙されてしまう現実があることを指摘している。
そういうことを考えると、非専門家の意見はそこらの国民が好き勝手に意見を言うのと同程度の価値であって特別視する必要はない、というのが、この記事の著者の主張に対する自分なりの応答になる。
これもまた、まさに一個人の拙(つたな)い感想ということでしかないのだが。