再生紙問題

新聞記事でちょっと気になったこと。

「製紙業界には、高い配合率が必ずしも環境に優しいわけではない、との主張もある。
品質維持には、燃料の重油や、紙の色を白くするための化学薬品が多く必要で、
二酸化炭素の排出量も増える、という理屈だ。(中略)」
「資源材料工学の教授は、『古紙配合率が高いほどいいという
固定観念が誤っているのは事実(中略)』」
「事情をきちんと説明するより偽装を選ぶ体質。」
という記事の流れだった。

途中の教授のコメントにある「高いほどいいという固定観念」というのが、
本当に環境的な負荷の点を指しているのかは、ややあいまいなところがあるが、
全体の論調としてみれば、客観的には環境負荷の問題は難しい
(というか、古紙配合率が高ければいいというものではない、という感じ)というところは
どうにか出しつつ、ともかく、偽装していたことを叩こうというもので、
いまいち迫力に欠ける感が否めない。

いずれにしても、もし、客観的にいって、本当に環境負荷等の点で古紙配合率が高すぎるのは
良くないということなら、偽装という点を追及するのもいいけど、
他方で、どのようなリサイクルが望まれるのかを改めて考えないといけないのかもしれない。

まあ、新聞記事の断片的な内容なり、情報であれこれ言うのもなんなのだけど、
ちょっと感じたことを書きました。