批評だけを見て感想を書いてみた(笑)

武装介入」の方が「武力介入」という言葉より検索で多く出ると某所で見たので、
ググってみると、本当に、前者の方が後者よりも多く出ました。
単語としては武力介入が正しいだろうにと思いましたが、検索の妙で、
武装」+「介入」、と、「武力」+「介入」で、前者の組み合わせの方が多かったということなのでしょう。
 
なぜ、こんなことになったのかと検索を概観すると
どうやら「機動戦士ガンダム00」というアニメの話に
武装」とか「介入」という言葉が出てきて大きくヒットするのだと分かりました。
 
ガンダムと言えば、私自身は、アニメを初代とZを見た位で、
しかも再放送以降の時期(地方なので初放送だったのかもしれませんが)で、
そこまで思い入れはありません。
Zガンダムが最後にバリアで攻撃を跳ね返して
目の前の敵を鎧袖一触したが、
その後の敵キャラに精神的道連れにされる
みたいな憂鬱な終わりだったようなというのを覚えている程度です。
 
何となく、この「00」というのはどんなものなのかと興味をもち、「劇場版」について
実際の内容を見ずに、感想だけから内容の評価を自分なりにしてみようかと思い立ちました。
とりあえず、いくつかのブログを見ると、絶賛しているものがある一方で、
具体例を挙げてかなり批判しているものもありました。
掲示板で賛成派と批判派が激しくやり合っているものもありました。
どうも、yahoo映画のレビューというのがあり、そこでの評価なども話題の対象となっていましたので、
今までそんなものがあるとは全く興味がなく、知らなかったのですが、せっかくなので、
さわりをいくつか覗いてみたりもしました。
 
で、感想としては、肯定派の人はテレビからの連続で素晴らしいという話が多かったのですが、
批判派の人は、説得力がないと具体的に問題点や違和感を挙げるもの、や、
これはガンダムじゃないなどと一刀両断している物もありました。
どうも、これは、「対話が大事」というテーマだけど、そこに至る過程がまっとうに描かれていないから「ダメ」
というところのようです。
賛成派の人は、対話という点についての話として素晴らしいなどというのですが、
批判派の人とは対話ができていないように思われます。
むしろ、情とか共感とか、キャラクターにのめり込んだような感じで、
どうも、論理的な理解の土台はないようです。
「対話」が苦手な人が、「対話が大事」を体現する対話してないキャラを見て、それに共感する、
素晴らしい話と称賛するという、人が自分の弱点であるがゆえにそこを付かれると弱い
みたいな心理過程なのかと思い、
あるいは、”少年”類似で微笑ましいかなと感じました。
 
結局、「00」の主題に関するところだけで話しましたので、この作品には、
実際にはキャラクターの魅力、戦闘シーンその他で見せるものがあって高い評価が
されているかもしれません。
 
したがって、作品としての評価は保留ですが、
まあとりあえず見に行こうと思いはしませんでした。
TVアニメ段階で、面白いとか、のめり込んだということがなければ
ついていけなさそうなだと感じされられますし、
なんとなく、そのキャラの行動に対してなぜそんな変な行動をとるのか、
などとやきもきしてつらいということにもなりそうなので。