子供手当と給食費未払

結局、支給が決まった子供手当ですが、その分扶養控除が廃止されるなどで、
きちんと働いて税金を納めている人にとっては痛しかゆしの面もありますね。
大学生の子供を抱える世帯は増税でしょうし。

ところで、子供手当の支給方法はそのまま現金で渡すのでしょうか?
「子供」の就学や生活を支えるための「手当」として理解すると、
現金渡しは、いい加減な親にとって、自分勝手に使えるお金を増やすだけで、
たまに話題になる「お金がないわけではないのに給食費未払」みたいな親を
のさばらせてしまうように思えて心配です。

まあ、「子供」をもった親は大変なのでご褒美に「手当」をあげるのに自由に使っていいという趣旨
だと理解すれば、上記のようにはいえないでしょうが、やっぱり通常の人は
子供が育てやすいように補助するという発想として理解しているし、そうあるべきなのかなと思います。

親が好き勝手に使ってしまう点を危惧すると、実のところ、
高校生への手当みたいに学校に回すとか、
保育所の整備等のように環境整備に回す方法もあったように思いますが、
こちらにシフトするのはまあなさそうですね。

制度の設計として、とりあえず現金渡しがしようがないにしても、
地方自治体に、例えば、給食費の未払がある家庭については、自治体が金額を通告すれば、
自動的に自治体に未払分が補填されて、家庭には未払分を差っ引いた額だけが渡されるようにするなど、
学校関係費・教育関係費に関して、特別な相殺権を付与してあげるとかできないのでしょうか。

なんてふと思いました。